編み物に関係ないけど、読書ネタ。
3月に読んだ本、発表しまーす。
感想は読了日に書いたものなので、「無料だよ!」が既に有料になってたりもします。
ネタバレは書いてないつもりだけど、書いてたらごめんなさいです。
3月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:3986
ナイス数:557
クスノキの番人の感想
東野圭吾さんの作品を読むのは久しぶり。
この手の方面は読んだことがなかったのでイメージが違うけど、これはこれでありかなぁ。
途中まではなかなか読み進めることができなくて停滞してしまったが、優美と一緒に探偵のようなことをやり始めたあたりからは一気読みだった。
想像通りの所もあり、新たな発見もあったラスト。
東野作品で、また違ったタイプの作品も読んでみたくなった(積んでる気がする)
読了日:03月27日 著者:東野 圭吾
ミッキーマウスの憂鬱 (新潮文庫)の感想
実は文庫化された頃以来の再読。
当時は著者買いしてた。
TDLの話っていうのは覚えていたけど、内容はほとんど記憶から消えていた…。
主人公・大輔の空気読まない言動には最初うんざりしつつ、ラスト付近の正義感!ってのも王道な感じ。
ただ、TDLに修学旅行で1度しか行ってない自分からしてみると、これ全部本当なんじゃないのー?と思えてくる内容だったし、3日間(ほぼ2日)の話であるということにもびっくり。
読了日:03月23日 著者:松岡 圭祐
おちこぼれ退魔師の処方箋 ~常夜ノ國の薬師~【SSプレゼント☆キャンペーン実施中】 (マイナビ出版ファン文庫)の感想
魔者(まもの)を退ける能力を持つ一族に生まれたのに、魔者の傷を癒す能力を持ってしまった主人公・咲楽(さくら)。
学校でも家族にも必要とされていない…のあたりから、話にのめり込んでいった。
暗い気持ちをもらってしまってどうしようと思いつつ読み進めたが、終盤からはスピード感のある展開に!
悲しい話はあるものの、ほんのりと光の見える終わり方で良かった。
それと、あとがきがあって嬉しかった。
購入者はアンケートに答えるとショートショートがネットで読めるってのも嬉しい。
そちらも楽しく読んだ。大満足。
読了日:03月21日 著者:田井 ノエル
以前読んだ時は「関守」が一番ゾクっときたけど、今回は「万灯」だった。
このご時世だし。
表題作を含む6つの短編。
どれも内容は覚えていたのに、改めて読んでもラストでは心がざわついた。
ドラマ化されてるのかっ!観たいな。
読了日:03月19日 著者:米澤 穂信
遠野物語 (新潮文庫)の感想
古語なので読み辛さはあるものの、内容は山姥・河童・座敷童・神様などなどで興味深かった。
本文だけでは意味不明だった所も、本の半分を占めるほどの解説で随分と補ってもらえる。
三島由紀夫の解説「小説とは何か(9章のみ)」まで読むと遠野物語の素晴らしさが深くわかる。
この本は何度も読んで理解を深めると面白いタイプの本かもしれない。
読了日:03月15日 著者:柳田 国男
夢十夜の感想
寝る前に読んでいたので、途中で寝ちゃったりしてよくわからなくなってしまった。
「こんな夢を見た」で始まり、不思議な夢の世界に連れて行ってくれる本…を読みながら寝るという不思議な自分。
中には気味の悪い話もあり、突然なに?と思う話もあった。
が、夢なら当然かもしれない。
あと数回読まないと理解できないかな。
読了日:03月15日 著者:夏目 漱石
道後温泉 湯築屋 : 2 神様のお宿に恋の風が舞い込みます (双葉文庫)の感想
文庫持ってるけどKindleで再読。
19日まで無料だよ(しつこい) 約1年ぶりの再読ということで、ストーリーは完全に覚えていた。
またもや海外からの神や、亡くなって神格化したロックスターなど、湯築屋にはいろんな神様がやってくる。
恋の風がかなり舞い込むし、あの人があの人を好きだった!的な話もありでドキドキが再び。
それにしてもコマの足音だとか描写がすごくかわいい。コマ好き~。
読了日:03月14日 著者:田井ノエル
道後温泉 湯築屋 暖簾のむこうは神様のお宿でした (双葉文庫)の感想
3月19まで、Kindleなら無料で読めますっ。
道後温泉湯築屋シリーズ第1作。
コロナのせいで旅行にも行けない!って方、愛媛を旅行する気分で読んでみてはいかがでしょう。
愛媛のおいしいものや名所がたくさん。
ゼウスやらいろんな神様や妖が泊まりにくる温泉宿のお話で、ほっこりします。
文庫で2回読んでるからこれで3回目。楽しいわっ。
読了日:03月14日 著者:田井ノエル
神さま気どりの客はどこかでそっと死んでください (集英社オレンジ文庫)の感想
タイトル買い第二弾。
表題作を含む3つの話。
最初の「うさぎと蜘蛛」に147ページが割いてあり、インパクトもある。
結婚相談所で働く冴。そこにとんでもない客が現れ、その客への実際の言葉とは裏腹に、冴の本音とツッコミが最初のうちは笑える。
それが段々と怖くなっていく。
3編とも同じような怖さかと思いきや、全ての怖さが違っている。
それが全部怖かった。
表題作のラストはちょっと予想できそうでもあるが、想像していたものとは少し違っていた。
こんな客って本当にいるのかな。
どこかでそっと死んでくださいと思うのも納得なクズだらけだ。
読了日:03月12日 著者:夕鷺 かのう
アリバイ崩し承ります (実業之日本社文庫)の感想
ドラマは観ていないけど、読みたくなって購入。
安楽椅子探偵の謎解き物。
この手の作品は大好きなので楽しく謎解きしながら読んだ。
…自分の予想は全て外れていたけれども。
7つの短編集で、一番心に残ったのは「時計屋探偵とお祖父さんのアリバイ」だった。
祖父からアリバイ崩しの手解きを受ける、小学生時代の時乃がかわいくて賢い。
本格ミステリと謳われているけど、軽い感じで読めるのでそのあたりも良かった。
読了日:03月09日 著者:大山誠一郎
人生論ノート (新潮文庫)の感想
1941年に刊行された本であり、内容は哲学であるということで、難しかった。
行きつ戻りつしながら読んだが、所々しか理解できなかった気がする。
読みやすかったのは「孤独について」「嫉妬について」「希望について」あたり。
かなり古い本だからか「娯楽について」は全く同意できなかった。
半分ぐらいしかわからなかったけど(笑)
何回も読んだら理解も深まるのかもしれないが、もう無理だー。
読了日:03月08日 著者:三木 清
きみはポラリス (新潮文庫)の感想
11の恋愛短編集。
どれも良かったけど、「冬の一等星」は群を抜いて好き。
そして「春太の毎日」はかわいくてかわいくてたまらない。
他の短編での岡田くん&寺島くんコンビも面白くてかわいい。
と、どうやらかわいいタイプの話が好きだった様子。
中には少し重めの短編もあるけど、全体的にほわんとした印象だった。
読了日:03月06日 著者:三浦 しをん
medium 霊媒探偵城塚翡翠の感想
何を書こうとしてもネタバレになってしまいそうなんですが。
これも犯人がわかりやすいタイプの話かぁと思いつつ読み進め、ラストで「やられた!」をくらう。
途中、なんでだか眠くなってしまった部分はあったものの、全体的には面白かった。
ただ、ラストあたりの翡翠の口調が苦手でイラっとしてしまった。
読了日:03月04日 著者:相沢 沙呼
残るは食欲 (新潮文庫)の感想
食に興味がある人なら楽しく読めるんだろうなぁ。
文章や話のテンポは好きだけど、自分はそもそも食に興味がほとんどないんでね…。
子供の頃に、酒の肴みたいなものが好きだったって所は共通点だなぁと嬉しくなった。
読了日:03月01日 著者:阿川 佐和子
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