また読書関係w
毎日毎日、本を読んでばっかりです。
レース編みはおサボり状態。
いやぁ、読書が楽しすぎるんですよねー。
ということで、4月分の読書まとめ。
4月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:5169
ナイス数:537
白夜行 (集英社文庫)の感想
ドラマは観ていなかったものの、番宣などで話の流れがわかっていたため、大まかな内容はわかった状態で読んだ。
痛々しい場面もあり、それが大本になっているからこその雪穂と亮司の行動だとは思いつつ…その後やっていることは気持ち悪いとしか思えない。
自分たちの思った通りに人を動かそうとして排除したり裏工作をしていく過程がなんとも。
時代背景が自分よりも年上設定なので、過去の映像などでしかわからない所の描写もありつつ、途中からは懐かしいと思えるような場面も多かった。
長かったけど全部読めて良かった。
読了日:04月30日 著者:東野圭吾
トム・ソーヤーの冒険 (新潮文庫)の感想
福音館古典童話シリーズ版を読んだのが30数年前か…その前に絵本も読んでたりした記憶があるからか、意外と覚えているシーンもあった。
が!こんなに破天荒だったっけ?
怖い思いをして反省しているかと思いきや、もっと過激な冒険に出てしまう。
思ってた以上に過激だったなぁと思ったのは、子供の頃は最後まで読まずに、また最初から読んで…を繰り返していたからかもしれない(;^ω^)
大人になって最後までちゃんと読めて良かった。
ハックルベリーの方も新訳で出してくれないかなぁ。
読了日:04月25日 著者:マーク トウェイン
合唱 岬洋介の帰還 (『このミス』大賞シリーズ)の感想
岬洋介シリーズ最新刊。
あちらのシリーズからもこちらのシリーズからも登場人物がリンクしまくりでまさに『合唱』だった。
内容的には、事件現場の人数が限られているせいもあり犯人はわかりやすい。
フーダニットよりはハウ・ホワイダニットな感じかな。
音楽要素も少な目だったし、岬洋介はなかなか登場しないしで、すこーし消化不良な所もあったが、それ以上に錚々たる顔ぶれを楽しめた。
中山七里作品でまだ未読の物も多いので、そちらも読みたい。
読了日:04月23日 著者:中山 七里
ヒポクラテスの誓いの感想
「あなた、死体は好き?」という帯の文句に驚きつつも、法医学ミステリーということで納得。
研修医・真琴と法医学の権威・光崎、准教授・キャシーというキャラ立った3人に、他の作品でも登場した刑事さんも登場してくる連作短編集。
解剖シーンの描写は怖かったし、検査項目などの専門用語はわからないながらも、法医学によって明らかになっていく真相は映像を観ているかのように伝わってきた。
あと、装丁が素敵すぎる!
カバーを外したら更に好みで、続編の単行本も手に入れたくなった。
読了日:04月21日 著者:中山七里
有閑貴族エリオットの幽雅な事件簿 (集英社オレンジ文庫)の感想
ネットで表紙を見かけて一目惚れ。
e-honで注文し、宅配してもらった。
幽霊男爵という通り名を持つエリオットが、オカルトらしき事件を解決していく5つの短編。
最初の話からエリオットの過去が語られ、ここでもう出す?とびっくりしつつも引き込まれる。
19世紀後半ということ、舞台がイギリスということで、シャーロックホームズを思い出す。
読んだばっかりだし。
最後の短編はだんだんと思い入れが増してきていたコニーの話。
悲しくも温かい話で泣ける。
ジャケ買いしたのに、内容も好みで買って良かったー。
読了日:04月20日 著者:栗原 ちひろ,カズアキ
出雲のあやかしホテルに就職します (双葉文庫)の感想
Kindleで無料だったので読んでみた。
いや、1冊で終了のつもりだったんだけど、これは最後まで読むと続きも読んでみたくなる。
妖や神様たち、更には一般人までもが宿泊できるホテルに就職した、見初。
就職するまでのエピソードも面白いし、ホテルでのドタバタもかわいい。
明るくテンポのいい場面と、しっとり感動する場面の対比もいい感じだった。
続き気になるなぁ、買おうかな。
読了日:04月18日 著者:硝子町玻璃
青い鳥 (新潮文庫)の感想
文庫で再読。
「おまもり」と「カッコウの卵」が好き。
吃音のある非常勤講師、村内先生は大切なことしか話さない。
非常勤だから生徒と接する時間も少ないのに、誰よりもよく生徒を見ている。
「カッコウの卵」に出てきた、下の名前を読んでもらえること…というくだりは激しく頷きながら読んだ。
読了日:04月18日 著者:重松 清
シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)の感想
Kindleで2年前に読んでいたが、翻訳者が違っていたのでこちらも再読。
25年ほど前に、コナン・ドイルの新潮文庫版を揃えてた記憶がうっすらとある。
この短編集では、「まだらの紐」の印象が強くよく覚えていた。
全く覚えていない短編もあった(記憶力よ…)
解説にもあったように、出版された順番で読んでみたくなってきた。
積読本が増えそう。
読了日:04月15日 著者:コナン ドイル
号泣する準備はできていた (新潮文庫)の感想
江國香織さんの作品は以前別の物を読んだことがあるが、この本を読みつつ「こんな感じだったっけ?」と不思議な感覚に陥った。
言葉選びが面白く、その表現はまさに!と思う場面も多々あったが、自分にとってはこの本は難しかった。
短編だからかな?
もっと詳しく書いて欲しいと思う所も。
直木賞を受賞した作品なので、まぁ自分の理解力が足りないんでしょうけども。
読了日:04月11日 著者:江國 香織
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)の感想
文庫で再読。
全部わかった上でもう1度読みたいと思っていた本なので、じっくりと読んだ。
なるほど、あちこちに散りばめられていた伏線…と言うかヒントがみつかった。
これは3度目もアリですね。
今度は紅葉の季節あたりに読んでみたいかも。
読了日:04月10日 著者:歌野 晶午
護られなかった者たちへの感想
映画化されるということでKindleで購入、再読。
結末がわかっており、内容もしっかりと覚えているにもかかわらず、やはりやるせない気持ちに襲われる。
本当に必要な人の所に生活保護が支給されるよう、不正受給をする人がいなくなるようなやり方はないものか。
「護られなかった者たちへ」だけど、護ろうとしてくれる人はいる。
彼らの護りたかった気持ちが切ない。
読了日:04月08日 著者:中山 七里
あつあつを召し上がれ (新潮文庫)の感想
初読みの作家さん。
7つの短編集で、どれも食に関連した話になっている。
ハートフルな話が多く、優しい気持ちになれる短編集だなぁと思いつつ読んでいたら急に『ポルクの晩餐』というぶっ飛んだ設定の話が出てきて驚く。
最後の『季節はずれのきりたんぽ』もオチが秀逸。
想像の斜め上を行っていた。
一番好きなのは『バーバのかき氷』かな。
解説を読んで『食堂かたつむり』も読まねば!と思った。
読了日:04月06日 著者:小川 糸
異邦人 (新潮文庫)の感想
なんでしょう?
第一部が全くよくわからなくて困惑した。
要するに太陽のせいで人を殺したと?
正直、なんのこっちゃ。
どちらかと言うと第二部の方が読み進めやすかった。
法廷で出てくる「母親の葬儀で涙を流さず、次の日には映画に行ったり恋愛を始めたりうんぬんかんぬん」ってので量刑が決まるの、謎すぎるけども。
全体を通してみると、よくわからなかった。
何回か読んだら理解できるのかもしれないが、なんとなく再読する気にはならない。
読了日:04月04日 著者:カミュ
イノセント・デイズ (新潮文庫)の感想
アマプラでドラマを観たので、1年ちょっとぶりの再読。
やっぱりドラマとは違う所が多かった。
前回読んだ時は、なんとなく「間に合わなかったか…」という気持ちが大きかったけど、ドラマを観てから読むと、雪乃の願いがやっと叶ったのか…とも思えてくる。
作中に出て来る「イノセント」という言葉の意味についての会話がずーんと響いた。
「傲慢」という言葉についてもとても考えさせられる。
2度目の読書で随分と読解が変わった気がしたのはドラマを観たからかもしれない。
読了日:04月02日 著者:早見 和真
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